レベル7

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先日、政府は、福島第一原発の事故の評価をINES基準の「レベル7」に引き上げる方針を固めた。

ただ、産経によれば「放射性のヨウ素131換算で外部への放射性物質の放出量が数万テラベクレル以上」がレベル7の定義であるから、福島原発はその要件に当てはまるが、チェルノブイリとイコールというわけではない。

チェルノブイリ事故では数百万テラベクレル以上の放射性物質が放出され、半径数百kmにプルトニウムを含む大量の「死の灰」がばらまかれ、IAEAの保守的な基準でも4000人が死亡した(反原発派の推定では10万人以上)。その最大の原因は、チェルノブイリでは原子炉が運転中に暴走して爆発したからだ。

これに対して福島では原子炉そのものは停止しており、作業員以外は被曝限度を超える放射線を浴びていない。チェルノブイリに次いで悪いことは間違いないが、人的被害を基準にするとはるかに軽微である。これを政府が十分説明しないで「レベル7」と発表すると、「チェルノブイリと同じだ」というデマが一人歩きするおそれが強い。それは、不安だけを煽る結果になりかねない。

実際、日本で行われるサッカーの対戦相手も決まらず、日本への観光客も激減しているとのニュースをみた。

多くの人が何を信じていいのか分からなくなっている。

実際はどうなのか?知る為には、自ら判断基準となる情報を探す事が必要だと思う。情報がありすぎてまた分からなくなりそうになるが、自分にとっての『本当の情報』は自分自身で判断して決めるしかない。

その為には、言葉に感情で反応せず、一つの情報に惑わされず、冷静な判断が必要だと思う。案外、冷静になれば見えてくることもある。

また、政府は、分かりやすく、具体的に説明・情報提供していくべきだと思う。

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『義援金』と『支援金』の違い

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日本国内はもちろん海外からも続々と被災地へ寄せられている寄付金ですが、その寄付金のなかには、義援金と支援金のふたつがあります。

その違いは何でしょう?

まず「義援金」とは。

義援金は通常、複数の法律を組み合わせて解釈すると、日本赤十字社と、赤い羽根で知られる中央共同募金会のふたつで使われるとされる。街頭募金や企業、団体等を通して集められた義援金は赤十字社に送られ、総額が被災者に平等に分配されることになっている。「額が被災者に平等に分配」ということです。平等いいよね、と思うもののデメリットとしては、

「義援金は各自治体の被災者数や被害状況をきちんと調査して分配されるため、最終的に被災者の手元に届くまでに時間がかかります。阪神・淡路大震災の際にも、分配までに数か月かかってしまいました」今回の震災では、被災人数が多いため、調査に手間取り、被災者の手元に義援金が届くまで1年以上かかる可能性も考えられる。被害額の総額が出てからじゃないと渡されないんですね。

それでは「支援金は?」というと、

支援金とは、被災者支援のために活動するNPOやボランティア団体へ贈られるお金のこと。たとえばユニセフに支援金を送った場合、今回の震災では幼児用下着など支援物資の購入に充てられ、被災地に届けられる。「送ったお金は、即、支援活動に使われることが多いのですが、団体によって使い道が異なります」 そういう状況なので、子供支援に使われるのか、老人介護に役立つのかなど、活動内容を明らかにしている団体を選んだほうがよいそうです。

とりあえずさしあたっての援助も必要ですが、一息ついたあとの支援も必要だと思いますので、例えば1万円寄付するような場合は、5千円づつ分けてみたり、支援金の5千円の半分の2500円をどの地域の支援に使うのかを明確にしているところに振り分けるなどしてみるのもよいかと思います。

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東北高校野球部

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東北高校野球部は、今日も被災地でボランティア活動を行っている。
東日本大震災の被災地・仙台から第83回選抜高校野球大会に参加した東北高校。

若干16、17歳の高校生が背負ったものは、とても大きかったと思います。
それを支える親御さん達も大変だった事でしょう。

震災を受けた後の、彼らの行動や想いは常に地元の人々に向けられていました。
夢の甲子園と、被災した現実。全てに向かって全力でした。

それを見守ることになったのは、弊社社長の息子さんが東北高校の野球部員だからです。

そんな東北高校野球部が、NHK総合/デジタル総合ドキュメンタリー【アスリートの魂】という番組で放送されます。是非ご覧下さい。

【日時】4月4日(月) 23:10~23:40(30分)

※再放送4月6日(水)1:40~2:10(30分)

日時・時間は新聞等でご確認下さい。

【内容】
発災直後は野球どころではなかったが、部員の家族全員の安全も確認できたことから“センバツ”出場を決断。しかし、甲子園入りしてからも「野球をやっていていいのか」との迷いが吹っ切れたわけではなかった。それでも、送り出してくれたふるさとのために全力プレーを誓い合った。日本中の人々にとって、一筋の光となることを願って戦った東北高校野球部の魂に迫る。


【番組ホームページ】
http://www.nhk.or.jp/tamashii/index.html

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震災から3週間

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早いもので震災から3週間がたちました。
 
現在は復旧・復興に向けて、関連する企業や機関がフル稼働で活動し、また、沢山のボランティアも被災者の手助けをしています。
 
復旧・復興の影には、このような方々がいるということを実感し、大変ありがたく、感謝しております。
 
仙台市中心部では少しずつ復旧も進み、明るい希望も持てるようになってきましたが、沿岸部は自分の目で見ても信じられないような光景で、まだまだ復興までには時間がかかりそうです。
 
また、福島原発についても、放射能による影響は長期に渡ると予測されます。
 
そのような中で、甲子園に出場した東北高校は、私も含め多くの人に力を与えてくれました。休むことなく、今日も、被災地でボランティア活動を行っていると聞きました。
 
被災者の代表として、先頭に立って復興への希望やパワーを周囲に与えている姿は、
本当に素晴らしいと思います。
 
日本のみならず世界中が心を一つにし、活気と希望に溢れる未来を作っていけたらと考えております。それを可能にするのが、身近な人への優しさや配慮だったりするのかなと感じています。

We prey It continues begin the beautiful earth

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原発

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東日本大震災で被災した福島第1原発の事故が、連日報道されています。

世界中が注目し、中国では食塩が放射線被曝の予防に効果があるとの噂が広がり、買占めが起きたり、各国でデマに惑わされる人が続出しているとニュースで見ました。

こんな時こそ冷静に、信用できる情報を見極めることが大切だと思います。
私の住んでいる宮城県の南部は、決して福島原発から遠くはないと思います。

ただ、過剰な心配をせず、事態の早期収束、最小限の被害にとどまる事を願い、冷静に見守るしかありません。

原発については、様々な問題があります。
弊社クライアントのシャンティプレマ 様では、原発から出た廃棄物の処理について座談会を行った記事を先日更新させていただきました。

このように、今後の課題として積極的に話し合いの場を作って行くこと、議論をしていくことが、正しい理解と解決策を探す上で重要になってくると思います。

シャンティプレマ様のホームページはこちら→

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